電子季刊紙

電子季刊紙:Salaam Quarterly Bulletin

ご挨拶

latest Salaam Quarterly Bulletin
2024年2月発行春季号の第1ページ
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2011年私たちの国は未曾有の災害に襲われ、世界各国、世界の人々から温かい支援をいただきました。世界の皆様に改めて感謝申し上げます。今年は世界に向け希望と喜びを発信できる日本となりたいものです。季刊サラームは2004年春季号以来7年余り休刊しておりましたが、2012年 Salaam Quarterly Bulletin の名称で電子季刊紙として再出発いたしました。よろしくお願いいたします。

    1. 2012年2月1日春季号から電子版 Salaam Quarterly Bulletin として発行致しました。2023年も、継続して発行致します。最新号は、2024年2月 春季号です。(写真右)電子季刊紙 Salaam Quarterly Bulletin の購入価格は、一部140円です。購入希望の方は、下記一覧の [ 購入 ] ボタンをクリックしてください。(株)富士山マガジンサービスのウェブショップ、季刊サラームのコーナーにご案内させていただきます。見本誌をお読みいただけます。(2019年8月発行 秋季号 A4サイズPDF 全10頁 3.75MB)
      お読みになるには、 PDF リーダーが必要です。(例:Adobe Reader ← 無料)
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    2. 年間購読費は、525円です。
    3. 季刊サラーム(2004年以前に発刊された号のうちから12号を抜粋)もお求めいただけます。2004年以前に発刊された号の購入価格は、1部100円です。

 


2024年2月春号(第48号)
2024年2月春号(第48号)

2024年2月春号(第48号) 2024/2/1

•過激イスラムと左派思想が煽る反ユダヤ主義 在米ジャーナリスト 山崎洋介
・L生成AIへの積極論と慎重論 ジャーナリスト 佐野富成

 

 

 

 


2023年10月秋号(第47号)
2023年11月秋号(第47号)

2023年11月秋号(第47号) 2023/11/1

 

 

 

 


2023年8月夏号(第46号)
2023年8月夏号(第46号)

2023年8月夏号(第46号) 2023/8/1

•英国のTPP 加入承認とシックス・アイズ NPO 法人サラーム会会長 小林育三
・エンターテインメントの世界に『生成AI』の未来を垣間見る ジャーナリスト 佐野富成

 

 

 

 


2023年5月春号(第44号)
2023年5月春号(第45号)

2023年5月春号(第45号) 2023/5/1

•サウジアラビア主導のアラブ諸国: NPO 法人サラーム会会長 小林育三
・プログラミング教育の課題 ジャーナリスト 佐野富成

 

 

 

 


2023年2月冬号(第44号)
2023年2月冬号(第44号)

2023年2月冬号(第44号) 2023/2/1

•平和国家の信頼を獲得した日本: NPO 法人サラーム会会長 小林育三
・マスク氏によるツイッター文書公開で米国の言論の自由回復へ 在米ジャーナリスト 山崎洋介

 

 

 

 


2022年11月秋号(第43号)
2022年11月秋号(第43号)

2022年11月秋号(第43号) 2022/11/1

•平和を希求する湾岸諸国とイスラエル: ジャーナリスト 本田隆文
・サイバー空間を制するもの、世界を制す ジャーナリスト 佐野富成

 

 

 

 


2022年8月秋号(第42号)
2022年8月夏号(第42号)

2022年8月夏号(第42号) 2022/8/1

•日本を世界的平和国家として信認させた安倍晋三元首相: NPO法人サラーム会 会長 小林育三
・和平キーマンめざすトルコ 北欧2か国のNATO加盟支持は中東諸国にも影響 ジャーナリスト 辰本雅哉

 

 

 

 


2022年5月夏号(第41号)
2022年5月夏号(第41号)

2022年5月夏号(第41号) 2022/5/1

•新時代の戦争―抑止力強化としてのデジタル戦略: ジャーナリスト 佐野富成
・外交の多様化図る湾岸諸国 ジャーナリスト 本多隆文

 

 

 

 


2022年2月春号(第40号)
2022年2月春号(第40号)

2022年2月春号(第40号) 2022/2/11

•日米同盟の深化と拡大こそ中国共産主義戦略克服の道: NPO法人サラーム会 会長 小林育三
・混乱の収拾めど立たないアフガン
―懸念される人道危機
ジャーナリスト 本多隆文

 

 

 

 


2021年9月冬号(第39号)
2021年11月冬号(第39号)

2021年11月冬号(第39号) 2021/11/11

 

 

 

 


2021年8月秋号(第38号)
2021年8月秋号(第38号)

2021年8月秋号(第38号) 2021/8/11

 

 

 

 


2021年5月夏号(第37号)
2021年5月夏号(第37号)

2021年5月夏号(第37号) 2021/5/11

•世界的支持を拡げる‘自由で開かれたインド太平洋安保’: NPO 法人サラーム会
会長 小林育三
・コロナパンデミックで意外な脚光を浴びるeスポーツ ジャーナリスト 佐野富成

 

 

 

 


2021年2月春号(第36号)
2021年2月春号(第36号)

2021年2月春号(第36号) 2021/2/11

 

 

 

 


2020年11月冬号(第35号)
2020年11月冬号(第35号)

2020年11月冬号(第35号) 2020/11/11

•ポンペオ演説の本気度その後: 在米ジャーナリスト 山崎洋介
・バーチャルな戦争時代の国防としてのeスポーツ ジャーナリスト 佐野富成

 

 

 

 


2020年8月秋号(第34号)
2020年8月秋号(第34号)

2020年8月秋号(第34号) 2020/8/11

•中東への本格的平和外交に船出すべき日本(下): NPO法人サラーム会 会長 小林育三
・経済危機で食糧不足が深刻化のレバノン
ーシリア難民にしわ寄せー
ジャーナリスト 本田隆文

 

 

 

 


2020年5月夏号(第33号)
2020年5月夏号(第33号)

2020年5月夏号(第33号) 2020/5/11

•中東への本格的平和外交に船出すべき日本(中): NPO法人サラーム会 会長 小林育三
•原油価格の動向とOPEC プラスの今後 投資アナリスト 渡辺国栄

 

 

 

 


2020年3月春号(第32号)
2020年3月春号(第32号)

2020年3月春号(第32号) 2020/3/11

 

 

 

 


2019年11月冬号(第31号)
2019年11月冬号(第31号)

2019年11月冬号(第31号) 2019/11/11

•eスポーツ、国体で文化事業として開催
— 日本のeスポーツが新たな段階へ:
ジャーナリスト 佐野富成
•エジプトの世界的観光スポット: カイロ在住ジャーナリスト 南龍太郎

 

 

 

 


2019年8月秋号(第30号)
2019年8月秋号(第30号)

2019年8月秋号(第30号) 2019/8/11

•原油価格をめぐる状況: 投資アナリスト 渡辺国栄
•日本の漫画やアニメを中東へ — 紀伊国屋書店が2020年にアブダビにも出店: ジャーナリスト 佐野富成

 

 

 

 


2019年5月夏号(第29号)
2019年5月夏号(第29号)

2019年5月夏号(第29号) 2019/5/11

 

 

 

 


2019年2月春号(第28号)
2019年2月春号(第28号)

2019年2月春号(第28号) 2019/2/11

•eスポーツ元年となった2018年: NPO 法人サラーム会会長 小林育三
•中東を漫画で楽しむ日本の新世代―中東・アフリカ、
イスラム圏を描いた漫画・アニメ:
ジャーナリスト 佐野富成

 

 

 

 


2018年11月冬号(第27号)
2018年11月冬号(第27号)

2018年11月冬号(第27号) 2018/11/11

 

 

 

 


2018年8月秋号(第26号)
2018年8月秋号(第26号)

2018年8月秋号(第26号) 2018/8/11

•2020年小学校プログラミング教育必修化へ本格発進: ジャーナリスト 佐野富成
•シナイ半島の観光地、シャルムエルシェイク!! : カイロ在住ジャーナリスト 南龍太郎

 

 

 

 


2018年5月夏号(第25号)
2018年5月夏号(第25号)

2018年5月夏号(第25号) 2018/5/11

 

 

 

 


2018年2月春号(第24号)
2018年2月春号(第24号)

2018年2月春号(第24号) 2018/2/11

•中東で広がる “e-スポーツ”
2022年アジア競技大会から正式種目に決定:
ジャーナリスト 佐野富成
•エジプトのアニメ事情: 世界日報カイロ支局長 鈴木眞吉
•イランの野望 IS掃討後のシリア・イラクで存在感
イエメンではフーシ派支援強化か:
ジャーナリスト 本田隆文

 

 

 

 


2017年8月秋号(第23号)
2017年8月秋号(第23号)

2017年8月秋号(第23号) 2017/8/11

•イスラム教の攻撃性とイマームの「反テロ宣言」: 小川敏 ウィーン在住ジャーナリスト
•日本のアニメが中東平和の一助に: 佐野富成 ジャーナリスト

 

 

 

 


2017年5月夏号(第22号)
2017年5月夏号(第22号)

2017年5月夏号(第22号) 2017/5/11

 

 

 

 


2017年2月春号(第21号)
2017年2月春号(第21号)

2017年2月春号(第21号) 2017/2/11

•米トランプ政権の中東政策: 在米コラムニスト 久保田秀明
•日本イスラーム文化交流会館-東京都品川区にオープン: 宗教新聞編集長 多田則明
•緑のクウェート アルシャヒード公園とバヤン植物庭園: ジャマール・アルアクロッカ

 

 

 

 


2016年11月冬号(第20号)
2016年11月冬号(第20号)

2016年11月冬号(第20号) 2016/11/11

•湾岸戦争終結後25年―湾岸戦争が宗教戦争に転換しないため開かれた「イスラム教最高指導者会議」: サラーム会 会長 小林育三
•対露接近強めるトルコの綱渡り外交―IS掃討でシリア北部に侵攻: ジャーナリスト 本田隆文

 

 

 

 


2016年8月夏号(第19号)
2016年8月秋号(第19号)

2016年8月秋号(第19号) 2016/8/11

•サウジアラビア-エジプト間「紅海に架かる橋」建設計画発表 上 在カイロジャーナリスト 南龍太郎
•期待される原油価格によるポジティブな世界経済制御力 投資アナリスト 渡辺国栄(わたなべくにはる)
•トルコはEU・ロシア、双方からの課題を消化できるか? ジャーナリスト 本田隆文

 

 

 

 


2016年5月夏号(第18号)
2016年5月夏号(第18号)

2016年5月夏号(第18号) 2016/5/11

•サミットで「IS壊滅」のためのより深化した国際連携を サラーム会会長 小林育三
•ウズベキスタンで触れた、穏健で世俗主義的なイスラムの実態(下) ジャーナリスト 藤橋 進
•EU・トルコが難民送還で合意、欧州への接近図りたいトルコ―クルド人の独立機運を警戒 ジャーナリスト 本田隆文

 

 

 

 


2016年2月春号(第17号)
2016年2月春号(第17号)

2016年2月春号(第17号) 2016/2/11

•サウジVSイラン、サウジを中心とするアラブ穏健派がイスラムを主導できるか、の正念場 サラーム会会長 小林育三
•ウズベキスタンで触れた、穏健で世俗主義的なイスラムの実態(中) ジャーナリスト 藤橋 進
•シリア内戦、ロシア「参戦」で不透明化 ジャーナリスト 本田隆文

 

 

 

 


2015年11月冬号(第16号)
2015年11月冬号(第16号)

2015年11月冬号(第16号) 2015/11/11

•アラブ合同軍、創設決定とその後 カイロ在住ジャーナリスト 南龍太郎
•ウズベキスタンで触れた、穏健で世俗主義的なイスラムの実態(上) ジャーナリスト 藤橋 進
•「イスラム国」がパルミラ遺跡を爆破 ジャーナリスト 多田則明

 

 

 

 


2015年8月秋号(第15号)
2015年8月秋号(第15号)

2015年8月秋号(第15号) 2015/8/11

•過激派組織「イスラム国」に対する国際的包囲網の成果と今後の課題 NPO法人 サラーム会会長 小林育三
•日本で最初の神戸ムスリムモスク ジャーナリスト 多田則明
•シリア内戦の波及に苦慮するイスラエル政府 ジャーナリスト 本田隆文

 

 

 

 


2015年5月夏号(第14号)
2015年5月夏号(第14号)

2015年5月夏号(第14号) 2015/5/11

•GCC DAYS IN JAPAN 東京開催2015年4月22日~24日
概略報告
サラーム会会長 小林育三
•海洋への憧れ タンカー一等航海士 竹林君孝氏インタビュー 聞き手=サラーム会会長・小林育三
•イエメン騒乱:シーア・スンニの宗派対立鮮明に ジャーナリスト 本田隆文

 

 

 

 


2015年2月春号(第13号)
2015年2月春号(第13号)

2015年2月春号(第13号) 2015/2/11

アラブの春の限界―エジプトとチュニジアのその後 カイロ在住ジャーナリスト 南龍太郎
イスラームは一つになれるか 後篇 カリフ再興の行方 歴史研究家 眞矢紀史(まやのりひと)
•小麦とシルクロード―日本に渡り「うどん」に ジャーナリスト 多田則明

 

 

 

 


2014年11月冬号(第12号)
2014年11月冬号(第12号)

2014年11月冬号(第12号) 2014/11/11

「イスラム国」の衝撃から3ヶ月―空爆と包囲網に舵を切った米戦略 サラーム会会長 小林育三
イスラームは一つになれるか 前篇 スンナ派とシーア派 歴史研究家 眞矢紀史(まやのりひと)
主役は政府から企業経営者、国民に―アベノミクス第3の矢の成否 経済評論家 高橋裕

 

 

 

 


2014年8月秋号(第11号)
2014年8月秋号(第11号)

2014年8月秋号(第11号) 2014/8/11

 

 

 

 


2014年5月夏号(第10号)
2014年5月夏号(第10号)

2014年5月夏号(第10号) 2014/5/11

「クウェート国の東日本大震災復興への熱い支援」 サラーム会会長 小林育三
「国家安定を優先するエジプト型民主主義」 カイロ在住ジャーナリスト 南龍太郎

 

 

 

 


2014年2月春号(第9号)
2014年2月春号(第9号)

2014年2月春号(第9号) 2014/2/11

「エジプト民主化へのロードマップ」 カイロ在住ジャーナリスト 南龍太郎
評価されるべき「エネルギー基本計画」 サラーム会会長 小林育三
シリア民主化へ契機となるか、和平国際会議開催民主化の障害となるイスラム急進派 ポスト・アサドへ受け皿が必要 ジャーナリスト 本田隆文

 

 

 

 


2013年11月冬号(第8号)
2013年11月冬号(第8号)

2013年11月冬号(第8号) 2013/11/11

「健康に生きる」それ自体が社会貢献の時代へ」 経済評論家 高橋裕
クウェートの英雄サラ・アクバル女史来日講演 (下) クウェートエナージーカンパニーCEO
「泥沼化するシリア内戦ーイスラム急進派が混乱の要因」 ジャーナリスト 本田隆文

 

 

 

 


2013年8月秋号(第7号)
2013年8月秋号(第7号)

2013年8月秋号(第7号) 2013/8/11

クウェートの英雄サラ・アクバル女史来日講演 (上) クウェートエナージーカンパニーCEO
「エジプト第二革命の展望/内戦の危機回避できるか」 在カイロ・ジャーナリスト 鈴木 眞吉
「イスラームの終末と現在」 歴史研究家 真矢紀史

 

 

 

 


2013年5月夏号(第6号)
2013年5月夏号(第6号)

2013年5月夏号(第6号) 2013/5/11

「イラク戦争の功罪」 ワシントン 久保田秀明
「地球規模の文明潮流からTPPをみつめよ」 サラーム会会長 小林育三
「イラン人の救世主」 歴史研究家 真矢紀史

 

 

 

 


2013年2月春号(第5号)
2013年2月春号(第5号)

2013年2月春号(第5号) 2013/2/11

「安倍政権に最良の日本エネルギー政策を期待する」 サラーム会会長 小林育三
「モルシ氏のエジプトと中東情勢」
―「民主化」よりも「イスラム化」志向
カイロ在住ジャーナリスト 南龍太郎
「イスラーム教のメシア思想」 歴史研究家 真矢紀史

 

 

 

 


2012年11月冬号 (第4号)
2012年11月冬号 (第4号)

2012年11月冬号 (第4号) 2012/11/11

「漂流する日本のエネルギー政策」 福田安志(ふくださだし)氏 JETROアジア経済研究所
中東研究グループ上席主任研究員

(聞き手=サラーム会会長 小林育三)
「米軍撤退後のイラク:影響力強めるイラン」 ジャーナリスト加藤裕久
「女王とメシアの紀元800年」 歴史研究家 真矢紀史

 

 

 

 


2012年8月秋号(第3号)
2012年8月秋号(第3号)

2012年8月秋号(第3号) 2012/8/11

「エジプトの行方 アラブの春は厳冬に?」 カイロ在住ジャーナリスト 南龍太郎
「わが国のエネルギー政策に重要な役割を持ち続ける中東石油」 経済評論家 高橋裕
「日本にまで到達したアレキサンダー大王の精神遺産」 文化ジャーナリスト 東荘二

 

 

 

 


2012年5月夏号(第2号)
2012年5月夏号(第2号)

2012年5月夏号(第2号) 2012/5/11

「深まった日本とクウェートとの親交と経済協力」 サラーム会 会長 小林 育三
「米軍撤退後のイラク/シーア派とスンニ派の対立の舞台に」 在ウィーンジャーナリスト 小川 敏
「正倉院のペルシャガラスが語る文化交流の歴史」 ジャーナリスト 多田 則明

 

 

 

 


2012年2月春号(第1号)
2012年2月春号(第1号)

2012年2月春号(第1号) 2012/2/11

「サラーム会会長新年挨拶」 サラーム会 会長 小林 育三
「イランの核開発めぐり緊張高まる米、EUが
石油禁輸などの制裁 一枚岩でない国際社会」
ジャーナリスト 本田 隆文
「中東で大人気、日本のビデオゲーム」 リポーター 竹田友美

 

 

 

 


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最近の投稿

使用済核燃料問題解決方法としてトリウム熔融塩炉に社会的スポットライトを!

8月18日、山口県熊毛郡上関の西町長は、町として使用済核燃料中間貯蔵施設の建設に向けた調査を受け入れる考えを表明した。原子力アレルギーが強い我が国にあって、町の財政事情や経済効果を考えた上での判断とはいえ勇断だと感じる。

核燃料サイクルが確立されていない今日、軽水炉型原子力発電で出る使用済核燃料は中間貯蔵する必要がある。「トイレの無いマンション」と揶揄されるように、使用済核燃料は溜まる一方である。プルトニウムとウランを混ぜてMOX燃料にし、プルサーマルで再利用が進んだとしても、原子力爆弾の材料となるプルトニウムを消滅できるわけではない。

最近、世界中で次世代革新炉と呼ばれる小型原子炉の開発が進んでいる。昨年、ビル・ゲーツが共同設立したテラパワー社が進める原子力プロジェクトに三菱重工業と日本原子力研究機構が参画したことはニュースにもなった。

次世代革新炉の一つに熔融塩炉がある。米国オークリッジでは実験用溶融炉が1965-69年まで順調に運転した実績を持っている技術である。熔融塩炉という液体燃料が原子炉の中を流れるので、爆発することは原理的に考えにくい構造になっている。ウランに替えてトリウムを使うトリウム熔融塩炉は、単にプルトニウムを消滅するだけでなく、軽水炉よりも安全で低コストな発電を可能にする。実現すれば中間貯蔵問題を解決でき、安価なエネルギーを大量に安定供給してくれるという代物である。

将来的に核融合が実用化されるとしても、それまでは、使用済核燃料問題を解決しながら、安全、低コスト、安定した電力供給できる小型原子力発電の可能性を持つトリウム熔融塩炉に、一日も早く社会のスポットライトが当たることを願っている。  (季刊サラームNo36 2021年2月春季「第二の原子力時代の門を開くトリウム熔融塩炉」参照)

  1. トルコの立ち位置 コメントを残す
  2. 脱石油政策の成功は中東平和に繋がる コメントを残す
  3. 中東情勢に新たな兆し コメントを残す
  4. 中東平和に寄与するトランプ政権となるよう期待 コメントを残す